ショールームでのお打ち合わせ 毎回楽しく進行中


“ご実家の敷地内でちょうどいい距離感の同居”を計画中の富士見町のN様
母屋の隣のスープの冷めないちょうどいい距離に24のコンパクトハウスを新築される計画です。

Nさまお打ち合わせ1

N様の想いがぎゅっとつまったコンパクトハウスは、何度かの変更を経てプランもだいぶ固まってきました。
この日は主に“窓”のお打ち合わせをさせていただきました。
”と一口に言っても大きさや形、機能やデザインなど様々な種類の窓があり、何処にどんな窓を取り付けたら良いのかと、迷われるところですね。
リビング、キッチン、浴室、トイレ、玄関、階段、寝室、子供部屋、クローゼット・・・
それぞれのご家族でライフスタイルが違っているので、ご家族ごとに選ばれる窓も違ってきます。

N様お打ち合わせ2

お風呂の窓ひとつとっても、窓は付けたいのか? 付けるとすると何処に付けるのか?
窓にはどんな機能が欲しいのか・・・? それによって、どんな窓を取付けるのか?
引き違いにするのか? 滑り出しにするのか? 突き出しにするのか? あるいはフィックス(はめ殺し)にするのか・・・?
ぐっすりとお昼寝中だったM君も、これは寝ている場合ではない!と打ち合わせに積極的に参加していました。

N様お打ち合わせ3

玄関横の袖壁に、明り取りを兼ねたアクセント窓を取り付けるお打ち合わせ中、パソコン画面の立体映像でどんな窓にしようか?と悩まれていた時に
「実際に貼ってみました~!」と得意げな両角社長。
みんなで見に行くと、ショールームの壁に実際の高さと大きさで窓枠のテープが貼られていました。
これにはN様も設計士の熊谷さんも大爆笑! 分かり易いような・・・ 分かり難いような・・・
両角社長は、ただただN様に少しでも実際の窓の感じを分かっていただけたらと思って、頑張ったんですね!
でも、この社長の頑張りによりN様も「こっちにしよう!」と決断していただけたようです。

毎回こんな感じに 楽しい打ち合わせが繰り広げられております。

 

【窓とサッシと取り付け位置について】

窓は室内に光を取り入れるためや換気、通風のために設けられる開口部のことをいいます。
窓には、様々な開閉形式、取付け位置、サッシ、ガラスがあり、用途や部屋に合わせてこれらの組み合わせを選択します。

◆窓の種類
部屋の内と外を一体にするために開口部を大きく取る場合の窓、プライバシーを確保するために開口部を小さくする窓、外観のデザインに配慮した窓などがあり、用途に合わせて選びます。

 

【引違い窓】
ガラス戸をスライドして開閉する窓。どちらからでも開くことができる最も一般的な窓です。

 


 

【横すべり出し窓】
窓の横方向の上側を軸としてスライドし、下側を外に押し出して開閉する窓。直角近くまで開くので外側の掃除が容易です。

 


 

【縦すべり出し窓】
窓の縦方向の片側を軸としてスライドし、回転するように開閉する窓。直角近くまで開くので外側の掃除が容易です。

 


 

【片開き窓】
片側を固定し左右どちらか一方に開閉するガラス戸一枚の窓。開閉角度が調整でき、通風・採光に有効です。外開きと内開きがあります。

 


 

【突き出し窓】
ガラス戸の上を軸に下部を外側に押し出すように開く窓。雨が直接室内に入り込まない利点があります。

 


 

【内倒し窓】
ガラス戸の下を軸に上側が室内側に倒して開く窓。不透明なガラスにすると、室内を覗かれにくい利点があります。

 


 

【外倒し窓】
ガラス戸の下を軸に上側が外側に倒して開く窓。高所に取り付ける場合が多く、開放用の引手を引くとダンパーの働きで、ガラス戸が外側に倒れます。外に向かって空気が流れやすいため、排煙や湿気をスムーズに外に逃がすことができますが、雨が室内に入りやすい難点があります。

 


 

【ルーバー窓】
数枚のガラスの細長い羽根板を組み合わせた窓。ハンドルで連動して開閉させるため、通風や換気に優れ、目隠しにもなるのでトイレや浴室などに用いられます。ジャロジー窓ともいいます。

 


 

【オーニング窓】
複数のガラスをハンドル操作で同時に動かし開閉する窓。ガラス1枚ずつに窓枠があるため、気密性、防犯性がルーバー窓よりも優れています。

 


 

【ダブルハングの上げ下げ窓】
ガラス戸を上下に動かして開閉する窓。上部がフィックス窓で動かないタイプ、上下別々に動くタイプ、上下が連動して動くダブルハングタイプがあります。開閉に場所を取らない利点があります。

 


 

【トップライト(天窓)】
屋根につける窓。小さな面積で効率よく光を取り入れることができます。ルーフウィンドゥともいいます。

 


 

【はめ殺し窓】
窓枠にガラスが固定されて開閉ができない窓。採光や眺望を目的として用います。円形などデザインや大きさはさまざまな種類があります。フィックス窓ともいいます。

 


 

【出窓】
建物の外壁より外側に張り出した窓。張り出した部分が台形になった台形出窓や弓形に張り出した出窓(ボウウインドゥ)、長方形や多角形(ベイウィンドウ)さまざまなデザインがあります。

 


 

【折り戸】
折れ戸(2枚以上の扉を蝶番で連結して、開いたときに折り畳む形になる戸)のような窓。開口部を大きく開くことができるため、部屋の内と外を一体化させたい場合などに適しています。
◆窓の取り付け位置
明るくて風通しの良い家にするためには、バランスよく窓を配置することが大切です。 そして、取り付け位置で窓の呼び名が決まっています。

 

【掃き出し窓】
開口部が床面の位置まである窓のこと。掃除の際にほうきでホコリを掃き出せることからこの名で呼ばれています。別名テラス窓ともいい、人の出入りが可能な背の高い窓なので庭などに面した場所に設けます。

 


 

【腰窓】
掃き出し窓に対し、床面から窓の下端の高さが80~90センチメートルに設けた窓をいいます。

 


 

【肘掛け窓】
床面から窓の下端の高さが約36~45センチメートルに設けた窓をいいます。座ったときちょうど肘(ひじ)を掛けられることからこの名で呼ばれ、視覚的にも落ち着ける高さです。

 


 

【天窓】
天井や屋根に設けられた窓のこと、トップライト、ルーフウィンドウともいいます。採光のために設けられる窓で、小さな面積で効率よく光を取り入れることが可能です。

 

【地窓】
床面に接して設けられる窓のこと。室内の対角線方向に向き合う窓と組み合わせると、自然換気に大きな効果があります。和室に多く使われています。

 

【高窓】
吹き抜けや高い天井近くの壁に設けられた明り取り用の窓をいい、ハイサイドライトともいいます。高窓は高い場所に設置するため開閉ができませんでしたが、最近は開閉操作ができる窓も増えています。

◆サッシの種類

サッシとは窓枠のことをいいます。

【用途別】

木造の住宅用とRC造や鉄骨造などのビル用サッシに分けられます。

【材質別】

・アルミサッシ
一般的に使われているサッシです。軽く開け閉めが楽で、錆びにくく、腐食しにくいが、結露しやすく、断熱性にやや劣ります。

・樹脂サッシ
合成樹脂製のサッシのことです。熱伝導が低く断熱性が高く、水密、気密性にも優れています。

・木製サッシ
気の質感、見た目の温かさに人気があります。結露に強いが、腐食しやすいのでメンテナンスが大切です。

【仕様別】

・防音サッシ
遮音性能を高めたサッシです。屋外からの騒音を遮断したり、室内の音が屋外へ漏れないように防いだりすることができます。

・断熱サッシ
断熱性能を高めたサッシです。熱移動を抑える機能を備えています。

◆ガラスの種類

【フロート板ガラス】
一般的な板ガラスです。

【フロストガラス】
ガラスの表面を加工してスリ(曇り)ガラスにしたものです。

【型板ガラス】
ガラスの片面に型模様をつけたもので、光を通して視線を遮ります。

【ペアガラス】
2枚のガラスの間に空気を密閉することで断熱性を高めたガラスです。

【強化ガラス】
同じ厚さのフロート板ガラスに比べて3~5倍の強度があり、割れても破片が粒上になるガラスです。

【合わせガラス】
柔軟で強靭な樹脂中間膜を2枚のガラスの間に圧着して断熱や防音効果を高めたもので、紫外線をカットする機能もあります。

【防犯ガラス】
柔軟で強靭な樹脂中間膜を2枚のガラスの間に圧着して、ドライバーによる「こじ破り」、
バール等による「打ち破り」に高い抵抗力を持ち防犯性に優れたガラス、紫外線をカットする機能もあります

【高断熱複層ガラス】
板ガラスに特殊金属をコーティングした高性能な複層ガラス。太陽熱を効率よく採り入れ、
しかも暖房熱は室内側に反射させ、外逃がさない機能をもつガラスです。

『出典:ザ・ハウス@住宅知識』