岡谷市加茂町の、33坪で3人暮らしの “ちょうどいいマイホームbliss” も、いよいよ竣工を迎えました。
T様の思いが、ぎゅっとつまったコンパクトハウスには、随所にT様のこだわりの場所が創られています。
その、こだわりのひとつでもあるリビングルームの床には、無垢のパイン材を施工しました。
フローリングを保護するために、自然素材を使った様々なワックスやニスなどの商品がありますが、今回は汚れを付きにくくするはっ水効果と、木の風合いや艶を出す効果がある、「未晒し蜜ロウワックス」を使用しました。
自然素材のワックスの中にも、仕上げを早めるために乾燥剤などが入っている物もありますが、この未晒し蜜ロウワックスは蜜ロウとエゴマ油だけで作られた100%自然素材のワックスです。
特に小さな子供ちゃんのいるご家庭では、フローリングは直に触ることが多いので、安心して生活していただけるワックス材を選ばせていただきました。
また、今回のT様ご家族の家づくりの思い出として、皆さんでワックスを塗っていただく時にも施工が簡単で、これから先も、ご家族皆さんで楽しみながらメンテナンスを行っていっていただけると思います。
飯野監督の指導の下、思い出ビデオを回しながら、ワイワイと賑やかなワックスがけ作業が進んでいきました。
途中、Mちゃんの柔軟性もご披露いただきながら、黙々と塗り進めて、最後はだんな様のT様が玄関フローリングを仕上げて終了となりました。
何処から初めて何処で終わりになるのかを、きちんと考えながら進めて行くことも重要ですね。
パイン材とは主に北米のマツ科(針葉樹)からとれる建材のことで、ヒノキ材やスギ材と同じくらいの硬さがあり、年月が経つと白っぽい黄色から艶やかな飴色に変化するなどの特徴があります。
蜜ロウワックスで塗装後は、木目や節がグッと浮きだし、無塗装の無垢フローリングとはまた一味違った木の風合いに仕上がりました。
これから生活していく中で、Tさまご家族の年輪も刻まれて、更に味わいのある床になっていく事でしょう。